[メイン] 小路綾 : 小路綾は現在、困りに困っていた。

[メイン] 小路綾 : スマホ片手、もう片方にはパンフレットを広げ。

[メイン] 小路綾 : 鬱蒼茂る森林の中で、ただ一人。
途方に暮れて立っていた、その理由は。

[メイン] 小路綾 : 「…どこかしら、ここ……」

[メイン] 小路綾 : 迷っていた。

[メイン] 小路綾 : それだけだった。

[メイン] 小路綾 :  

[メイン] 小路綾 : 温泉旅館、友人らと共に来たこの場所で。
なぜこうもさまよっているのかというと。

[メイン] 小路綾 : 前日楽しみで仕方なかった小路綾は、パンフレットに膨大な書き込みを加え、行く場所の順番も決め。

[メイン] 小路綾 : さてしっかりと準備した、と安心して眠っていた。

[メイン] 小路綾 : ただ一つ、そのパンフレットが別の旅館であることを除けば。
完璧な準備だったのであろう。

[メイン] 小路綾 :  

[メイン] 小路綾 : その間違いに導かれるまま、現在。

[メイン] 小路綾 : 「……ど、どこなのよここ~!!」

[メイン] 小路綾 : 大声を上げ、たださまようように森林を巡っていた。
少し歩けばみんなとの旅館だという事にも気づかずに。

[メイン] 清水谷竜華 : そんな時であった、遠くの方から……。

[メイン] 清水谷竜華 : 「綾~~~~~~~~~~!!!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 木々に響き渡る、声の通った声が。

[メイン] 小路綾 : 「ふぇええ……!?」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾にとっては、聞き覚えがおそらくはあるだろう。

[メイン] 小路綾 : ……聞きなれたような声、まるで救いの女神のような…!

[メイン] 小路綾 : 「……竜華…!」

[メイン] 小路綾 : ちらり、とその声のする方を向き。

[メイン] 清水谷竜華 : 「GPSアプリ言うんやつやと……ここらへん、よな……?」

[メイン] 清水谷竜華 : ガサガサと草木を分けながら進み。

[メイン] 清水谷竜華 : 耳に、聞き覚えのある少女の声。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……!」

[メイン] 清水谷竜華 : 見っけた……!!

[メイン] 清水谷竜華 : 「綾!!」

[メイン] 小路綾 : 「……竜華……!!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 竜華は、体が勝手に動き、そのまま綾乃の方へ走っていった。

[メイン] 小路綾 : 視界にとらえたのは、友人の一人、清水谷竜華。

[メイン] 清水谷竜華 : 「よーやっと見つけたわ!?!?心配しとったんやで!?!?」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の肩を掴み、困り眉と、若干の涙目で。

[メイン] 小路綾 : 「……りゅ、りゅうかあ……!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………はぁぁぁ~~~~」
ドでかい溜息を。

[メイン] 清水谷竜華 : 緊張が、体から抜け落ちていくように……。

[メイン] 小路綾 : 安堵からか、目からは涙が零れ落ちそうで。
じっと竜華の方を見る。

[メイン] 清水谷竜華 : 「良かったぁぁ~~~~………ほんま、ほんまもう……」

[メイン] 小路綾 : 「……迷子に、なっちゃって……」

[メイン] 小路綾 : ぐず、と涙声が混じりつつ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……しょうがあらへんなぁ、綾は」

[メイン] 清水谷竜華 : 肩を竦めながら……少し喝を入れたいところではあったが。

[メイン] 小路綾 : 「……しっかりしなきゃ、って張り切ってたのに……」
…裏目に出ちゃうなんて。

[メイン] 清水谷竜華 : ……綾の、今にも泣き出しそうな顔と、ようやく見つけたということに、一先ずの安堵を覚え。

[メイン] 小路綾 : 肩を落とし、ショックだった様子で。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………焦る気持ちはよー分かるで」

[メイン] 小路綾 : ……情けないったらありゃしないわ……
きちんとやろうとした結果が、迷子だなんて……子どもみたいじゃない…

[メイン] 清水谷竜華 : 「でもな、綾、ウチらは、旅行に来たんや」

[メイン] 小路綾 : 「…う、うん…」

[メイン] 清水谷竜華 : 諭すように、決して責めずに、優しく。

[メイン] 清水谷竜華 : 「せやから……綾がどっか行ってもうたら、みんな悲しんでまうやろ?」

[メイン] 小路綾 : その言葉が、ぼろぼろになっていた心体に染みわたっていくようで。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ウチも、ぎょーさん心配したんや」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ともかく」

[メイン] 小路綾 : 「…それは……ごめんなさい」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の手を、優しく掴み、握り。

[メイン] 清水谷竜華 : 綾に、ニコりと笑い。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……お説教はここまでや!」

[メイン] 小路綾 : ……心配までかけてもらうなんて、……しっかりもの失格ね。

[メイン] 小路綾 : 「……あ」
優しくつかまれた手に、声が漏れ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「ここからは、楽しい楽しい温泉旅行の時間や!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「パ~っと行こうで!な?」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾は、傷つきやすいところがあるから。

[メイン] 小路綾 : 「う、うん…そうよね!楽しむために来たんだもの!」

[メイン] 清水谷竜華 : こうした方が、ええやろう?

[メイン] 小路綾 : ぐしぐし、と袖で涙をぬぐい。
ぱっと竜華へと向き直る。

[メイン] 清水谷竜華 : 女の子に涙は似合わんって、よく聞くもん。
ウチも超同意や。

[メイン] 清水谷竜華 : 「うんうん、その調子や!」

[メイン] 清水谷竜華 : そうして、綾の涙を指で掬い取り。

[メイン] 小路綾 : 「…あっ…えへへ」
その仕草ににこりと、笑い返し。

[メイン] 清水谷竜華 : あ……。

[メイン] 清水谷竜華 : ……ちょっと、ええなぁ。

[メイン] 清水谷竜華 : うん ……なんか、かわええわ。

[メイン] 清水谷竜華 : ……なーんて。

[メイン] 清水谷竜華 : 少しの間だけ、ぼーっとしてしまいながらも。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ほ、ほら!行くで~!皆も待っとる!」

[メイン] 小路綾 : ……みんなのまとめ役しなきゃならない、って思ってたけど……
うん、今日くらいは素直に………なりたいな。

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま綾の腕を引っ張り、旅館の方へ、ずいずい歩いて行く。

[メイン] 小路綾 : 「…あ、そうね……行きましょ、おお~~!?」

[メイン] 小路綾 : どこか強引なように思える力に、ぐいぐいと引っ張られながら。

[メイン] 小路綾 : ……なんだか安心するわね…

[メイン] 小路綾 : ……竜華がいてくれる時は……気が抜けられるもの。

[メイン] 小路綾 : なんて。

[メイン] 小路綾 :  

[メイン] 清水谷竜華 :  

[メイン] 清水谷竜華 :  

[メイン] 清水谷竜華 : そうして、綾と手を繋ぎながら、この寒空の下でも人混みで賑わう温泉街を抜け……。

[メイン] 清水谷竜華 : 事前に、桃、唐音、胡桃に
『綾が見つかったで~v(^^)v』
という内容の連絡をグループLINEに送り。

[メイン] 清水谷竜華 : 本日泊まる予定の、温泉旅館へ足を運ばせ……。

[メイン] 清水谷竜華 : 「お~~~~~~い!!」

[メイン] 胡桃 : 「ありゃあ、二人ともお帰り〜〜」
ぴょんぴょんと飛び跳ねて

[メイン] 清水谷竜華 : にっこりと笑いながら、3人へ手を振る。

[メイン] 小路綾 : 「ふうふう、あ……皆」

[メイン] 千代田桃 : 「おかえり。早めに見つかって良かった」

[メイン] 清水谷竜華 : 「もう3人とも聞いてや~!」

[メイン] 院田唐音 : 「もう!心配したんだから!!
 大丈夫だったの!?」

[メイン] 小路綾 : 引っ張られたその先、こちらも知人の3人が見つかり。

[メイン] 清水谷竜華 : 「綾ってば、森におったんやで!?森!」

[メイン] 胡桃 : 「そうかな?私たちもうすっかり湯冷めしちゃったけどね」

[メイン] 小路綾 : 「…う、ごめんなさい……ちょ、竜華!?」
慌てて、目線をそちらにやり。

[メイン] 清水谷竜華 : 「この通りや!綾はピンピンしとるで~!」
綾の方へ見て、けらけらと笑いながら。
唐音にピース。

[メイン] 胡桃 : 「あ〜、もしかして温泉と間違えて森林浴とか?誘ってくれればよかったのに」

[メイン] 小路綾 : 「秘密にしてほしかったのに…!ああ、もう…」

[メイン] 清水谷竜華 : 「って、湯冷め!?!?」

[メイン] 院田唐音 : 「森ってアンタね…変な虫とかいたら危ないじゃない」

[メイン] 清水谷竜華 : 「胡桃!?一緒に綾探しとったんとちゃうんか!?!?」

[メイン] 清水谷竜華 : 目を真ん丸にしながら。

[メイン] 胡桃 : 「あはは、冗談!ちゃんと真面目にやってたから安心して」

[メイン] 小路綾 : 「……私は、ええ…この通り大丈夫よ」
「心配させて、その………悪かったわね」

[メイン] 胡桃 : にやにやと笑って。

[メイン] 小路綾 : にこり、と軽く微笑んで。

[メイン] 清水谷竜華 : 「な、なんや!んも~……!揶揄うのよしてほしいでほんま…… ……なんや」

[メイン] 清水谷竜華 : 「なんやその目は」
胡桃を、じっと見つめて。

[メイン] 院田唐音 : 「まあ無事なら良かったんだけど…
 って、べっ別に心配なんかしてないんだからね!!」

[メイン] 千代田桃 : 「ん。無事だったなら何よりだよ」

[メイン] 胡桃 : 「……ま、心配してたのは本当。無事でよかったよ」

[メイン] 胡桃 : 「いや〜、そっちは入浴前から冷めやらぬようで。ね?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ふふ、唐音も、素直やあらへんなぁ~」

[メイン] 小路綾 : 「…そう、それなら……迷惑かけちゃったわね」
唐音の言葉を真面目に受け取り。申し訳なさそうに。

[メイン] 清水谷竜華 : 3人の顔を見て、うんうんと頷き。
綾のことを特に責めずにいてくれることに、どこか安心感と信頼感も抱き。

[メイン] 小路綾 : 「……冷めやらぬ……」
クエスチョンマークを抱きながら、ぼふっと湯気が出る。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……は、はい??」
胡桃を見て。
……な、なんや、何のことやーー……!!

[メイン] 清水谷竜華 : 少しあせあせとし。

[メイン] 小路綾 : 「いやいや!そんなんじゃないから!違うわよ!?」
ぶんぶんと手を振る。

[メイン] 院田唐音 : 「えっ…いやっ……別に迷惑なんかじゃ…」
綾の態度にオドオドしつつ

[メイン] 清水谷竜華 : ……あれは、ほ、ほら、そういうこととちゃうし……。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………」
綾の反応を見て。

[メイン] 清水谷竜華 : なんか、ちょっとしょんぼり気分。

[メイン] 胡桃 : 「あはは、だから冗談だって!そんな躍起になって否定しなくてもいいじゃない」

[メイン] 清水谷竜華 : ……い、いや、別に、ええんやけどな!

[メイン] 小路綾 : オーバーリアクションな様子で、慌てて否定する。

[メイン] 清水谷竜華 : でも………そんな嫌々否定せんでもええやん………なーんて……。

[メイン] 胡桃 : 「ほらほら、桃と唐音もなんとか言ってやりな〜?」
横の二人を振り返って

[メイン] 小路綾 : ……別に、これは……私が何かあるかって、他の人に思われてしまったら……
竜華に悪いもの、ええ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「む……」
桃と唐音の方を見て。

[メイン] 千代田桃 : 「ん……良いんじゃないかな。仲が良いのは知ってるし……」

[メイン] 小路綾 : 「……?」
こちらをみてしょんぼりしている竜華を見て、また不思議に思いながらも。
二人へと見返す。

[メイン] 清水谷竜華 : 「!? そ、そやろ~?うん、せやせや!別に、ウチらは普通に仲がええだけやもんな~?」
綾の方を見て、若干の苦笑いを浮かべながら。

[メイン] 院田唐音 : 「……そうね、普段通り仲が良さそうじゃない。何か悪いことでもあるの?」

[メイン] 小路綾 : 「そ、そうよ!!仲がいいだけだもの、ええ……!……仲が、普通、より……」

[メイン] 清水谷竜華 : 「なんもあらへん!せや、なーんもあらへん!それでお終いや!」

[メイン] 胡桃 : 「はぁ、二人とも真面目だね〜。そういう真面目さが後々命取りになっても知らないよ?」

[メイン] 小路綾 : ……普通より、ってことは友人以上ってことかしら!?
え、もしかして……私たち、そう言う風に見られてたの…?!

[メイン] 清水谷竜華 : 両手を3人へ振りながら。

[メイン] 小路綾 : ぼふっと、また顔を赤くしながら。

[メイン] 清水谷竜華 : 「命取りってなんや!?どういう忠告や!人間、真面目なのが一番やろ!」

[メイン] 小路綾 : 「あっ、なぁっ……真面目なのはいい事じゃない!」

[メイン] 清水谷竜華 : ……あ。綾の顔が赤くなっとる。
…………うん、やっぱり、かわええなぁ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……と、ともかく!ほら!とっとと部屋入るで!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「冬やし!外寒いし!」

[メイン] 清水谷竜華 : そうして、旅館へと足を運んでいく。

[メイン] 胡桃 : 「はいはい、お堅い人間に囲まれて私まで真面目人間にされちゃたまんないわ」

[メイン] 小路綾 : 赤くなった顔、そしてその奥のある気持ちを表に出すことを隠すように。

[メイン] 院田唐音 : 「命取りって何のことよ……」
「そうね、早いとこあったまりましょ」

[メイン] 千代田桃 : 「あ……私は温泉へ入る前に少し散歩しようと思ってた」

[メイン] 小路綾 : 慌てて竜華へとぶんぶん、頭を振る。

[メイン] 清水谷竜華 : 寒いと言いながらも、竜華には、汗が額に浮かび、少し熱そうに見えるだろう。

[メイン] 小路綾 : 「……散歩?…いいけど……迷っちゃだめよ、森って結構広いんだから……!」

[メイン] 小路綾 : いたって真剣な顔でそう言いながらも。

[メイン] 胡桃 : 「お、いいね〜散歩!ただ竜華たちも疲れてない?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……?散歩?」
旅館へ運ぶ足を止め、振り返り。

[メイン] 院田唐音 : 「そんなにここの森広いの!?」

[メイン] 清水谷竜華 : ふ~む、と少し考え。

[メイン] 小路綾 : 「私が迷うくらいは……!!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……せやなぁ、ウチは、ちょっと温泉でのんびりしたい気分や」

[メイン] 千代田桃 : 「私は1人で行くから、皆は先に戻っててくれて大丈夫だよ」

[メイン] 小路綾 : 真面目。
本当は5分歩いたところで足が痛くなって怖くなっていただけなのだが。

[メイン] 清水谷竜華 : ……アレや、リフレッシュや、頭の中とかの。
温泉入れば、色々すっきりするやろ!

[メイン] 小路綾 : 「…ん、そうね…私も、冷えちゃったから……」

[メイン] 胡桃 : 「おやおや、桃はよっぽど自分に自信ガールみたいで」

[メイン] 院田唐音 : 「綾が迷うぐらいだって言ってるし…1人は危なくないかしら……」

[メイン] 小路綾 : 無意識に、ぴたと竜華へと手を握って。

[メイン] 清水谷竜華 : ………あ。

[メイン] 千代田桃 : 「森に入ったら人は迷うよね……」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾から、握ってくれた。

[メイン] 清水谷竜華 : ……なんか、嬉しいわ。

[メイン] 小路綾 : ……冷たくなった体か、あるいは。
ともあれ、意識せずとも体が動いていた。

[メイン] 小路綾 : 「…まあ……どうしても一人になりたいっていうなら」

[メイン] 千代田桃 : 「外の売店とか見たり雰囲気を楽しむだけだから。まぁ携帯もあるしね」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ん……せやな、それに桃は、綾よりかはしっかりしとるもんな~?」

[メイン] 小路綾 : 「悪くないんじゃないかしら…」

[メイン] 胡桃 : 「ふーん…だってさ、唐音。ひとりにしてあげる?」

[メイン] 清水谷竜華 : ニヤニヤしながら、綾へ揶揄うように。

[メイン] 小路綾 : 「………なっ…桃とは同学年よ!?私の方がしっかりしてるわ!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「でも、何かあったらすぐ連絡してーや?」
桃に、スマホをヒラヒラと見せながら。

[メイン] 小路綾 : ふん、とない胸を張りながら。

[メイン] 院田唐音 : 「確かにそれなら大丈夫そうね…」

[メイン] 千代田桃 : 「そうだね。小路さんはしっかりしてるから……清水谷先輩の事も任せられるからね」

[メイン] 清水谷竜華 : 「あ、でも桃!夕食の時間にはちゃんと戻ってくるんやで~!」

[メイン] 胡桃 : 「あはは、焦らなくてもまだまだしっかり者挽回のチャンスは残ってるんじゃない?」

[メイン] 胡桃 : 「しょうがないなぁ……じゃ私は勝手にこっそりストーキングでもするよ」

[メイン] 小路綾 : 「当然よ!」
ふふん、とさらに胸を張りながら。

[メイン] 清水谷竜華 : 「べらぼうに美味い料理、ここで食えるみたいやで~!蟹さんとか、蟹さんとか!」

[メイン] 小路綾 : 挽回って……失ってもいないわよ、まだ!!

[メイン] 千代田桃 : 「はい、◯◯時ですね。20分前ぐらいには戻るようにしておきます」

[メイン] 小路綾 : ムキー、と顔を胡桃へと向きながら。

[メイン] 清水谷竜華 : グッジョブサインを桃へ見せる。

[メイン] 胡桃 : くすくす、と口元を手で隠す。

[メイン] 小路綾 : 「も、もう!先に入っちゃうからね!後から入ってきても知らないんだから!」

[メイン] 千代田桃 : 「それでは。◯◯時にこっちで」

[メイン] 小路綾 : 森とは逆のように、竜華へと手を引っ張り、中へと入っていく。
揶揄われたことに熱が上がり、触れていることに気づかない。

[メイン] 千代田桃 : (そう言って、旅館の外……温泉街へと消えていく)

[メイン] 清水谷竜華 : 「おっとっとぉ~……!ほ、ほなみんな~!また!」
綾に引っ張られながら、手を振り退場。

[メイン] 胡桃 : 「さいなら〜」
ぶんぶんと手を振る

[メイン] 院田唐音 : 「ま、またね~~!!」
綾の勢いに気圧される

[メイン] 胡桃 : 「……んで、私は宣言通り桃のストーカーやってくるけど。唐音はどうする?」

[メイン] 胡桃 : くる、と振り返って。

[メイン] 院田唐音 : 「さっきのは聞き違いじゃなかったのね…」

[メイン] 胡桃 : 「んっ、まねまね。実際突っ立っててもやることないし」

[メイン] 胡桃 : 「かといって唐音みたくあっちの二人に突撃するほどの勇気は私にはないな〜?」

[メイン] 院田唐音 : 「……流石に2人には突っ込まないわよ」

[メイン] 院田唐音 : 「でもどうしようかしら…お風呂に入るつもりだったけど……ん~」

[メイン] 胡桃 : 「あはは」

[メイン] 胡桃 : 「……ま、実際んとこせっかく温泉街に来たんだし、詩作のアイデアの一つや二つ浮かぶかもって思ってね」

[メイン] 胡桃 : 「暇なら一緒に来る?」

[メイン] 院田唐音 : 「…そうね、ご一緒させてもらうわ」

[メイン] 院田唐音 : 「あっ…別に一人になりそうで寂しかったわけじゃないんだからね!!」

[メイン] 胡桃 : 「おーおー、監視役の監視役がついちゃった。こわいこわい」

[メイン] 胡桃 : 「ふぅん?」

[メイン] 院田唐音 : 「そうよ!監視よ監視!!」

[メイン] 胡桃 : 「やぁやぁ……監視じゃあしょうがないですなあ」

[メイン] 院田唐音 : 「勢いで流されてたけどストーカー宣言するやつなんて放置できないじゃない!」

[メイン] 胡桃 : 「そうそう、私は総スルー食らって悲しかったとこだからありがたいもんだ」

[メイン] 胡桃 : 「んじゃ行こっか、見失って私らまで迷ったら元も子もない」

[メイン] 院田唐音 : 「そうね…行きましょうか、胡桃」

[メイン] 胡桃 : 「……」

[メイン] 胡桃 : 「さっきのお二人さんみたく、はぐれないように繋いじゃう?手。」

[メイン] 胡桃 : 袖を差し出す。

[メイン] 胡桃 : くすくす。

[メイン] 院田唐音 : 「は、はぁ!?そんなことしなくても私は大丈夫よ!!」
フンっと顔を背ける

[メイン] 胡桃 : 「え〜、ツレないなぁ。じゃあさ」

[メイン] 胡桃 : 「私がフラフラ歩いてはぐれたら困るからさ、手ぇ繋いで監視しててくれない?」

[メイン] 胡桃 : 横顔をじっと。

[メイン] 院田唐音 : 「うっ……」
視線にたじろぎ

[メイン] 院田唐音 : 「……………こ、これは監視だからね!変な勘違いしないでよね!」
緊張しながら胡桃の指先を摘まむ

[メイン] 胡桃 : 「あはは!そんじゃそういうことで」

[メイン] 胡桃 : 指先をつまみ返す。

[メイン] 院田唐音 : 「そ、そうと決まれば!さっさと行くわよ!!」
感触に驚き顔を赤くするが…それを隠すように大声で

[メイン] 胡桃 : 「あはははは、あー……やっぱ唐音といると退屈しないわ、求めてるリアクションそのまんまもらえちゃうし」
笑いすぎて溢れた涙を拭いながら

[メイン] 胡桃 : 「はいよ、出発〜」

[メイン] 院田唐音 : 胡桃の発言を無視しつつ、顔が見えないように前に出て
桃の後を追う

[メイン] 胡桃 : 繋いでいない方の手で崩れる口元を押さえながらついてくよ〜

[メイン] 清水谷竜華 :  

[メイン] 清水谷竜華 :  

[メイン] 清水谷竜華 :  

[メイン] 清水谷竜華 : そうしてウチと綾は、温泉街に相応しい和服に着替え。
少し木の香りがする廊下を降りていき……。

[メイン] 清水谷竜華 : 「んっと……こっち、やね?」
綾と手を繋ぎながら、旅館のパンフレットを見ながら。

[メイン] 清水谷竜華 : この温泉旅館自慢の食堂へと、足を運んでいた。

[メイン] 小路綾 : 「んっ……えへへ…」

[メイン] 清水谷竜華 : 「あ ……ふふふ」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の笑いにつられ、こちらも笑みが零れながら。

[メイン] 小路綾 : 竜華と手を握れるなんて…こんな幸せなことは……一生ないかも…!!

[メイン] 小路綾 : 「あ、ごめんなさいっ…話聞いてなくて、つい!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ええんやで ……浮かれてまうのは、ウチも同じやから」

[メイン] 清水谷竜華 : 竜華もまた、楽しげな表情で。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ほな、美味しいもん、めっちゃ食べような!」

[メイン] 小路綾 : 「んん、ええ……もちろん…!!」

[メイン] 小路綾 : ぎゅっと、その手を握り返す。
強く、強く。

[メイン] 小路綾 : ……きっと竜華となら…どんなものでも美味しいでしょうけど!
なんて、浮かれながら前を向いていると。

[メイン] ヒルデ : 「やっと着いたな、ここか」
…目の前にいる客がイチャコラやっているな。他の場所でやってくれ

[メイン] 胡桃 : そんな食堂の中からけたけたと響く声。

[メイン] 胡桃 : 「え〜〜、何がダメなの?別にいいじゃん、もうしばらく監視役さんにおてて握ってもらっててもさ〜〜」

[メイン] 千代田桃 : 「何とか間に合ったかな……」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、3人とも!」

[メイン] 小路綾 : 「……あ、お~い…!」
空いた片方の手で振り返し。

[メイン] 清水谷竜華 : 胡桃、桃、唐音の3人を見つけて、手を振り。

[メイン] 千代田桃 : 「どうも。そっちは……温泉に入ったみたいだね」

[メイン] 院田唐音 : 「いや駄目だろ!みんな居るんだから!」

[メイン] 小路綾 : 「ええ、すっごく暖まったわ…!」

[メイン] 清水谷竜華 : ……そ、そういえば、そやったな……ウチら、5人で旅行しに来とったんやわ。
なんか、色々……アレやな、申し訳があらへんな。

[メイン] 胡桃 : 「あ〜、お久しぶりでございますねお二人さん」

[メイン] 清水谷竜華 : ……綾との関係も、3人には、内緒にしとこ……。
空気が気まずくなるもの、嫌やし……。

[メイン] 小路綾 : 「…………」

[メイン] 小路綾 : ぎゅううう、と手を握りしめたまま。

[メイン] 清水谷竜華 : 「あはは~……ちょっとウチ、温泉でのぼせちゃって」
頭を掻きながら。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………ぁ」

[メイン] 清水谷竜華 : あ、綾~~~……!?な、なんでや~!?
ウチ、変なことしたぁ!?

[メイン] 小路綾 : 竜華へと、じっと見て。

[メイン] 小路綾 : 「……別に隠すことでもないでしょ?」
にんまりと、小声でそう言った。

[メイン] 胡桃 : 「あ〜…うん?うんうんうん?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「んなっ……!?」
あ、綾が……すんごい、強気……!?
……いや、いやいやいや、ダメやろ……!?

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、綾、ほら、あれや」

[メイン] 清水谷竜華 : 小声で。

[メイン] 小路綾 : 「…ええ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……二人だけの、秘密……や」

[メイン] 清水谷竜華 : ね?と首を傾げ。

[メイン] 小路綾 : ぷくう、と頬を膨らまして。

[メイン] 清水谷竜華 : いそいそと3人へ視線を戻し。

[メイン] 小路綾 : 「…でも、そっちの方が素敵だから……堪忍してあげるわ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「なんでもあらへんよ!ほんま!なんでもあらへん!」

[メイン] 清水谷竜華 : ……あはは……おおきに。

[メイン] 小路綾 : ふぃっと、声をかけて。

[メイン] 胡桃 : 「おやおや、秘密のひそひそ話タイムは終了かな?」

[メイン] 小路綾 : 顔を3人へと見せる。
手は……つないだままだけど。

[メイン] 清水谷竜華 : 「そやそや!乙女の秘密会議や!聞き耳は厳禁やで~!」

[メイン] 清水谷竜華 : そうして、3人のいる席へ歩き。

[メイン] 胡桃 : 「ほらほら、あれ見てよ唐音!竜華たちにだって駄目って言うの〜?」
二人の繋がれた手に目を向けて

[メイン] 胡桃 : 「ちぇー、乙女の秘密会議なら仕方ないかぁ」

[メイン] 清水谷竜華 : ………?なんや?なんや?
と、胡桃と唐音の方を向いて。

[メイン] 小路綾 : 「これも……乙女の秘密よ、ええ!」
ふんす、と胸を張りながら席へと座る。

[メイン] 院田唐音 : 「よそはよそ!うちはうちよ!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「??? 2人とも、何かあったんか? 桃、知っとる?」

[メイン] 千代田桃 : 「ん~……」

[メイン] 千代田桃 : 「私が見た時には既に、かな」

[メイン] 胡桃 : 「うん?」

[メイン] ヒルデ : ……私の席はここか…
隣の集団が騒がしいが…まぁいい

[メイン] 小路綾 : 「…すでに………?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「なるほど ……んー、あー……んん」

[メイン] 清水谷竜華 : ……そういうこと、なんかな……?
………嫌、ウチ分からへんけど……!

[メイン] 清水谷竜華 : ……まぁでも?

[メイン] 小路綾 : ……ぽわん、ぽわんと張り巡らされ。

[メイン] 千代田桃 : (……食事…………)

[メイン] 小路綾 : 「まっまさか、そう言う事なのかしら……!!」

[メイン] 院田唐音 : 「…………………何よ、その反応」

[メイン] 胡桃 : 「え……何何?今度は三人で隠し事?」

[メイン] 清水谷竜華 : 自分の口の横へ、手を立て、胡桃だけにしか見えないように……。
「(落とすなら………しっかり☆)」
口だけ動かし、そう言う。

[メイン] 小路綾 : 空いた手ではわわと抑えている。
乙女純情パワー全開。

[メイン] 胡桃 : 「ふぇ……落とす……って」
つい、復唱して……そのつもりはなくとも、察する。

[メイン] 清水谷竜華 : ほれほれ!ウチらを揶揄ったお返しや!
今度は胡桃が苦しんじゃえ!

[メイン] 清水谷竜華 : 悪戯な笑みを浮かべながら。

[メイン] 胡桃 : 「……っ」
一瞬、柄にもない戸惑いののち。

[メイン] 小路綾 : ”そういうこと”…?私たちと一緒で……!
まさかそんなに進んでいたなんて……!!

[メイン] 胡桃 : 「い、いや……あはは、何を深読みされたのかな〜?」

[メイン] 小路綾 : とか、勝手に妄想しながら湯気を出している。

[メイン] イザナ  : 「……ふぁぁ」
欠伸を噛み殺しながら歩いてくる

[メイン] 院田唐音 : 「と、とにかく!夕食よ夕食!」
周りの反応に耐えきれず誤魔化そうとする

[メイン] アルティメットセンパイ : 「食事だ食事ー!」
元気に

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ」
イザナとセンパイを見て。

[メイン] イザナ  : 「いやはや、長風呂がこう響くとはな……よく寝た」

[メイン] 清水谷竜華 : 「お~~~~~い!こっちです~!!」

[メイン] 胡桃 : 「………」
顔は正面を向いたままちら、と唐音の方を。

[メイン] 清水谷竜華 : やかましい声で、2人を呼ぶ。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「だめだよお風呂で寝ちゃ…しかもあたしがその…ごにょごにょしてる間に…」

[メイン] 小路綾 : 「あ~~!!二人とも!」

[メイン] イザナ  : 「ん、おお、二人揃ってるな」

[メイン] 千代田桃 : 「……知り合い?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「2人とも!大丈夫だった!?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ウチらの知り合いやで~」
桃にピースサイン。

[メイン] イザナ  : 「おうおう、上手くいった様だな二人とも」

[メイン] 小路綾 : 「ええ、教えてもらったタオルで………竜華の体を……」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「やっぱりあの温泉効果あるのかなあ?」

[メイン] 小路綾 : あ、そういえば……必死になってたけど、あの時……はだ……

[メイン] 小路綾 : ぼふん。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……心配かけてもうて、すんません、ウチはこの通りバッチリやで!」
元気元気!といった、力こぶしを作るポージング。

[メイン] 胡桃 : (「えっと……あのさ、今なら皆見てない……からさ」)
唐音に耳打ち。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「なら良かった~~~心配したんだよお~~~!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………イザナさんの言葉、信じて良かったです」
イザナに、ニコ、と笑い。

[メイン] 小路綾 : また、顔を赤くしながら目をそらして。
……特に竜華から。

[メイン] 院田唐音 : (「な、何よ…」)

[メイン] イザナ  : 「そうだな、綾は看病をやり遂げた様で安心しているよ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ふふふ……この通り、ウチらの愉快な先輩です」
桃に、センパイらを手で指し、紹介。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「よろしく~!早く食事食べたいな~!」

[メイン] 胡桃 : 「………」
人だかりの後ろで、ひっそり唐音の手をぎゅ……と。

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………? え?ど、どうしたんや綾……?え?え??」
急に綾から目を逸らされて、焦る竜華。

[メイン] 千代田桃 : 「千代田桃です。高校一年生……よろしくお願いします」

[メイン] 院田唐音 : (「……ッ」)
驚いて声にならない声を出すが

[メイン] 小路綾 : 「………な、なんでもないのっ!秘密よ秘密!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、そ、そやね!ご飯やね!ウチもお腹ぺこぺこや~!何があるんやろうな~!ワクワクや!」
メニューを開く。

[メイン] アルティメットセンパイ : ニヤニヤ。

[メイン] 小路綾 : 慌てて取り繕ったかのように、ぶんぶんと手を振って。
「そ、そうね……まずはメニューから……」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………そ、そっかぁ」
……恋人同士になれたのに、秘密かぁ……なんか、寂しいわぁ……。ぐすん。

[メイン] 院田唐音 : (「……」)
そのまま弱々しく握り返す
バレないように…バレないように……

[メイン] 小路綾 : ちら、とメニューをのぞき込む…。

[メイン] イザナ  : 「……やはり、効能は確かなようだな」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ねーねー早く座ろ~」
イザナの手を取って席へと連れ込む。

[メイン] 清水谷竜華 : 綾に気遣うように、肩を寄せ、メニューを見せる。

[メイン] 小路綾 : ……うう、だって……そんな、あの時の竜華の、はだ……ごにょごにょを見て、熱くなったなんて…
口が裂けても言えないわ、そんな事!

[メイン] 胡桃 : 「……っ」
指先に確かな感覚を得。

[メイン] 小路綾 : 「…あ、ありがと……」
ぴと、と触れた肩に嬉しくなりつつ。

[メイン] イザナ  : 「おうおう、急かしてくれるなよ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………ん」
耳元が少し赤くなりながらも。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「早く食べたいの~!最近ハンバーガーしか食べてなかったからさあ」

[メイン] イザナ  : 「……やはり、面倒を見てやら無いとダメか」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、ほら、綾、これとかどうや?天ぷらセット!美味しそうやろ~?」

[メイン] 小路綾 : 「……う、ぅう~~ん……あ、いいわ……ね」

[メイン] GM : どうやらここの名物は、山芋料理のようだ

[メイン] 清水谷竜華 : ぐうう。と丁度、竜華の腹の音も鳴り……。

[メイン] イザナ  : 「さて、何がいいか……」
「昔は芋が人気だったが」

[メイン] 小路綾 : おすすめされた天ぷらセット……の、下にある恋人用ジュースを見て、慌てて目線を逸らしながら。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「いいんじゃない?それで?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「イザナもそれにする?」

[メイン] イザナ  : 「ん、ではそうするか」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「なんでも山芋って精がついて元気が出るらしいよ!」

[メイン] 小路綾 : 「天ぷら、いいと思うわ!……じゃあ、そうね…私は山芋料理」

[メイン] 院田唐音 : 「名物は山芋だったかしら…?」
いつもより顔を少し赤くしているが…何もないフリをするために、わざとらしく声を上げる

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、でも、これも悪くあらへんかも……?」
山芋料理を指しながらも……。
偶然にも、竜華も、恋人用ジュースを見て、心臓がバクッ!と跳ねながら。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「まあずっと元気なあたしには関係ないけどね~」

[メイン] イザナ  : 「……精力、か」

[メイン] 小路綾 : 「……どうせなら……別け合いっこ、しない?」
にこ、と笑いながら。

[メイン] イザナ  : 「どうだ、そこのお熱い二人組」

[メイン] 胡桃 : 「ふ、ふぅん……山芋ねぇ」
どこか普段に似合わず落ち着かない様子で。

[メイン] 千代田桃 : (コースと……天ぷらと甘露煮にしようかな)

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「~♪」
色々後処理を終えて、好かせた腹を満たすために食事に来る

[メイン] 清水谷竜華 : 「……え゛!?」
イザナの方を見て。

[メイン] 小路綾 : 「お熱…………ま、まあ……えへへへ」

[メイン] 清水谷竜華 : ……精、力……!?

[メイン] 森久保乃々 : ちょこちょこと、マミの後ろをついてくように入る。

[メイン] 清水谷竜華 : ………ごくり。

[メイン] 小路綾 : 満更でもなさそうな顔をしながら。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「さーて」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「何食べましょうか、森久保ちゃん」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「早く早くー!決めちゃお!ね?」

[メイン] 森久保乃々 : 「あ、藍素さーん……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : メニューをすっと広い、森久保に見せる

[メイン] イザナ  : 「わかった、わかった……今頼むよ」

[メイン] 森久保乃々 : 「何を食べるか……どうしましょう……」

[メイン] 胡桃 : 「おやおや、賑やかになってきたねぇ」
首だけ傾けて。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、あぁ!ほ、ほんまやね~、ここ、人気なんやなぁ~」

[メイン] 清水谷竜華 : 精力がつくという山芋料理の話題を逸らすように。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「女の子ばっかだ~」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「あら、山芋」

[メイン] 藍素霞 : 「もうご飯の時間でしたか」
周りを見回す。
そういえば私に食事機能ってあったっけ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 珍しそうに、声を上げる

[メイン] 清水谷竜華 : よく見たら……。

[メイン] 院田唐音 : 「本当に大所帯になってきたわね…」
増えた人に繋いだ手が見つからないように…少し近づく

[メイン] イザナ  : 「ああ、姦しいとはよく言った」

[メイン] 胡桃 : 「……!」

[メイン] 清水谷竜華 : マミさんに、森久保やない~!2人っきりでここへ来たんやなぁ~。
……ふむ、あと……もう1人、誰かおる……?

[メイン] 小路綾 : 「…ふううむう……」
別け合いっこもいいかと思ったけど、同じものを頼むのもまた、良さそう…よね。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「3人どころじゃないよ~あ、でも新しく来たのは3人だね」

[メイン] 森久保乃々 : 「やまいも……」
マミに続くように、その言葉を呟く。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「あんまり食べた事無いのよねぇ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「里芋とか、お芋は兎も角」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「山芋…意外と機会が無くて」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………」
そんな綾の表情を見て。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……別々の、頼む?」
心の中を読めるわけではないが。
綾のしたいことは、なんとなく分かった。

[メイン] 清水谷竜華 : ……せっかくなら、せやな。

[メイン] 小路綾 : 「……え…?い、いいの…!」
ぱあ、と顔が明るくなる。

[メイン] 藍素霞 : 食事機能……食事機能……
きっとあったはずだ。
確か。
一応の『姉』と私は違う。

[メイン] 小路綾 : 「……それなら、うん……!そうしたいわ!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「もっちろんや、その方が倍楽しめるもんな!」
にっこりと笑い。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ねね」

[メイン] 森久保乃々 : 「………?」
霞の様子に、ちょっと引っ掛かる。

[メイン] 小路綾 : ……もしかしたら、その、夢の、あの、…あれ、とか……出来る、かもだし……

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「一緒に食べる?森久保ちゃん」

[メイン] 森久保乃々 : 「はっ…はい……」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「じゃあ女将さんお願いね~!」
メニューを指さし。

[メイン] 小路綾 : 「ふふ、思い出も……2倍だものね!」
それに、笑い返し。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「よしよし…ふ~む」

[メイン] 院田唐音 : 「…私はとろろ蕎麦に天ぷらでも頼もうかしら」

[メイン] 森久保乃々 : 「一緒に………」
一緒に………。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「湯御膳かぁ…」

[メイン] イザナ  : 「ああ、後飲み物も頼む」
「向こうの二人にカップル用のジュースを」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「まだ浸かってなかったわね、温泉」

[メイン] 胡桃 : 「え〜、唐音はこれの方がいいんじゃない?『辛さMAX100倍インドカレー』!」

[メイン] 藍素霞 : 「……私は……どうしよう……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…ね、森久保ちゃん」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「おいしそーじゃないこのジュース!?」

[メイン] イザナ  : 綾と竜華を指差しながら注文を追加する

[メイン] 巴マミ(31歳) : ゆっくり振り返り

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あたしにもちょーだい!」

[メイン] 院田唐音 : 「何でここに来てそんなの食べなくちゃいけないのよ!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ふふふ……ほんなら……じゃあ~……ウチはどうしよっかなぁ」

[メイン] 千代田桃 : 店員に注文を済ませ、天井を見上げる。

[メイン] イザナ  : 「ん、ああ。確かに……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「後で一緒に、温泉入る?」

[メイン] 小路綾 : 「あっ、山芋定食を1つ………ふわあああ!?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………綾は、どれがええと思う?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「!? ど、どしたんや綾!?」

[メイン] 胡桃 : 軽口を飛ばしつつ、机の下に繋がった手を指でカリカリとくすぐる。

[メイン] イザナ  : 「……カップル用、だそうだが?」

[メイン] 森久保乃々 : 「えっ……」

[メイン] 森久保乃々 : 「はっ……はい………!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……え」
イザナの方を向いて。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「え~カップル?」

[メイン] 清水谷竜華 : ……カップル、用……!?

[メイン] 森久保乃々 : 「後でゆっくり……その」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ふふ、折角の温泉旅館、だものね」

[メイン] 小路綾 : 「…あ、あのあの!これを頼まれてっ!」
指さす先には、カップル用ジュース。

[メイン] 清水谷竜華 : 「え、えぇえ、ええぇえええ~~~~~!?!?」

[メイン] 小路綾 : 「イザナにっ!」

[メイン] 森久保乃々 : 「はい……入りましょう……」

[メイン] 院田唐音 : 「んふっ……とにかく私は名物料理を食べるんだからね」
少し体が震える

[メイン] 清水谷竜華 : 「ちょっ、イザナさん!?!な、なんちゅうか、えっと、えーーっと!!」
わたわたする。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あたしはいっぱい飲めればいいんだけどなー」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ふふふ…」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「よし、じゃあ」

[メイン] 清水谷竜華 : ………でも、うん、そや。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「おなかに優しい御膳にしときましょ」

[メイン] イザナ  : 「なに、カップルのための品だ」
「間違いはあるまい」

[メイン] 藍素霞 : 「あ、これ面白そう」

[メイン] 清水谷竜華 : ……楽しい思い出、作るつもり、やったもんね。

[メイン] 小路綾 : 「あ、うう……もう!でも……そうね」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「美味しそうだしいいんじゃね!?」

[メイン] 清水谷竜華 : ……ウチらの関係、モロバレになってもうたけど……。
うん、でも、そや。

[メイン] 森久保乃々 : 「ふむ?」
藍素の『面白そう。』という言葉に反応し。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………ありがとうございます、イザナさん」

[メイン] 小路綾 : 「……恋人、だし……恥ずかしくは……ないわよ、ね」
ぼそぼそ、竜華へと。

[メイン] 胡桃 : 「えっと〜……じゃあ私は水煮魚と、エビ蒸し餃子と〜……」
メニューをパラパラと。

[メイン] 明智小衣 : 「うぃ~~~~…………げっ、やぁ~っぱ軒並み揃ってるじゃない! もう」
いちご牛乳片手に、車椅子のえりかを押して乱入してくる小衣。

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………えへへ」
綾に、小声で、笑ってそう返す。

[メイン] 藍素霞 : 『透けて見える!超極薄サンドイッチ!』
「なにこれウケる」

[メイン] 清水谷竜華 : ………ウチかて、こういうの憧れてたもん。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…しっかし」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「賑やかねぇ、森久保ちゃん」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 辺りを見回してみると

[メイン] 明智小衣 : 「なぁに? なんかいろいろあるわね……あっはははは! 何よそのサンドイッチ! ミッキーマウ〇かコックカワサ〇かっての! ぎゃはははは!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 若い子が多くて…

[メイン] 八重垣えりか : 「悪いな見ての通り大荷物を運んでるせいでずいぶん遅れた」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 多くて

[メイン] 巴マミ(31歳) : …?

[メイン] 巴マミ(31歳) : 顔見知り

[メイン] 巴マミ(31歳) : 多くない?

[メイン] 清水谷竜華 : マミの視線に気が付き、ニコっと笑い、軽く手を振る。

[メイン] 小路綾 : 「……あっ、そうね、竜華は……天ぷらにする?食べたそうにしてたし」
指さし場所を変え。

[メイン] 巴マミ(31歳) : あら

[メイン] 清水谷竜華 : (ごゆっくり)
と言った視線で。

[メイン] 藍素霞 : 「そうそう!!!ア○カビでこんなのあったよね!!!ワド○ディが反乱起こす奴!!!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : えっ

[メイン] 巴マミ(31歳) : 何が!?

[メイン] イザナ  : 「騒がしいな…」

[メイン] 森久保乃々 : 「あー……」
そういえばそんなの……あったような………

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ、そ、そやね!うん、ほなウチは天ぷらにするで~! ……でも綾、大丈夫か~?油っこいの、苦手とちゃう~?」
綾の肩をつんつんとつっつき。

[メイン] 森久保乃々 : 「……」
食文化○命……

[メイン] 胡桃 : 「……ね、聞いた?カップル用ジュースだって」
注意が逸れている間に小声で耳打ち。

[メイン] 小路綾 : 「あううっ……今日は一歩大人になったから、挑戦してみるのよ!」

[メイン] 明智小衣 : 「あーーーはっはっはっ! あったあった! いい気味よね! 今までさんざんこき使ってた部下を軽んじてさぁ! あははははは!!!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ふ~む」

[メイン] 小路綾 : ふんふん、鼻息を荒くしつつ。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「うわーい久しぶりのまともな食事だ~!」

[メイン] 明智小衣 : いちご牛乳をぐびぐび飲みながら、ちどり足になりながらげらげら笑う。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「皆で楽しもー!」

[メイン] 八重垣えりか : 「お前も部下を大事にしてそうには見えないぞ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「ふふふ、後で泣いても知らへんで~? ……あ、でもほんま苦しくなったら言うてな?ウチ、綾が泣いたら……ややもん」

[メイン] イザナ  : 「……ふむ、そうだな」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…ふむ」

[メイン] イザナ  : 「みんなで楽しもう、一緒にな」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 話題に上がっている物に気が向く

[メイン] 明智小衣 : 「…………わたしはG4のリーダーよ! そんなわけないじゃない~? ほらほら、えりかも飲みなさい!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「あ、すみませ~ん!山芋料理と、天ぷら定食と……あと────」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…森久保ちゃん、メニュー持ってたわよね」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「なに~?イザナ~?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「何か意味ありげにさ~」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「なんか、珍しいドリンクあるみたいだけど」

[メイン] 清水谷竜華 : 「────────恋人用ジュースを!」
店員へ、堂々と。

[メイン] 小路綾 : 「……優しいわね、竜華は……」
ふふ、と笑いながら。

[メイン] 森久保乃々 : 「………」
どれにしよう……

[メイン] 藍素霞 : 「あっ見て!!これkwskホットスペシャルじゃない!?」

[メイン] 八重垣えりか : 「んぐっ!おい!いきなり飲ますな」
口元をぬぐいつつ睨む

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「そうそう恋人」

[メイン] 胡桃 : 「わぁ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…恋人?」

[メイン] イザナ  : 「少し、友人を招こうと思ったのさ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………」

[メイン] 清水谷竜華 : ……アカン。

[メイン] 清水谷竜華 : めっさ恥ずかしい。

[メイン] 小路綾 : 「…………」

[メイン] 小路綾 : ぎゅっ!

[メイン] 院田唐音 : 「…こ、恋人!?」
どうどうとした発言に流石に驚く

[メイン] アルティメットセンパイ : 「えっ友人!?誰々!?というかイザナにいたの!?そんなの!?」

[メイン] 胡桃 : 「ひぃ、ふぅ、みぃ……」

[メイン] イザナ  : 「よお、騒がしいじゃ無いか」
「風呂での逢引きはうまくいったか?」

[メイン] 小路綾 : 竜華の手を握る。

[メイン] 小路綾 : 大丈夫よ!私がついてるわ!という熱い視線。

[メイン] イザナ  : 「おい、随分だな…」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……っ!?」
綾に手を握られ、体がびくん!と跳ね。

[メイン] 森久保乃々 : 「こっ………」

[メイン] 八重垣えりか : 「何とか襲われずに生還したよ」

[メイン] 明智小衣 : 「ひゃっひゃっひゃっ!!!」
なんだか気分がアゲアゲすぎて、自分でも何やってるかわかんないわ! あひゃひゃひゃ!
「……恋人……?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ねーねーどういうことなのー」
イザナの手を掴んでぶんぶん振る。

[メイン] 森久保乃々 : 「こ、こここここ………」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………あはは……その………はい」
イザナに、照れながら頷き。

[メイン] 森久保乃々 : 「こいっ…………」

[メイン] 小路綾 : 私も……ちょっぴり恥ずかしいもの!!

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ごめっ!」

[メイン] 胡桃 : ここにいる人数を数えたのち。
「……じゃ、その恋人用ジュース……7人前!!」

[メイン] 小路綾 : ぽふ、と赤らんだ顔。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「無し!無し!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「流石にそういうのは…ね!?」

[メイン] 清水谷竜華 : ………あーーーーーーー、もう、アカン。
まずい、ここから逃げ出したいわ。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ご、ごめんな、綾」

[メイン] 明智小衣 : 「おら待て! 胡桃! こら! 勝手な事!」

[メイン] 清水谷竜華 : ……なんか、注目浴びてもうたわ……。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「うぇーい!そこの子気が利いてるねぇ~!」

[メイン] イザナ  : 「私の手を振り回すな、ほらえりか達がいるだろう」
「同じテーブルに招こうと思ったんだよ」

[メイン] 院田唐音 : 「んな!?」
「ちょっと何頼んでんのよ胡桃ォ!」

[メイン] 森久保乃々 : 「………あうぅ」

[メイン] 小路綾 : 「……いいのよ、その……」

[メイン] 小路綾 : 「……私たち、が…注目されるの、ちょっと…」

[メイン] 胡桃 : 「やー、飲んでみたいじゃん限定品。竜華だけに恥かかせるわけにはいかないでしょ」

[メイン] 小路綾 : 「嬉しい、から……」

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………ぇ……」

[メイン] 清水谷竜華 : 顔が、赤くなっていく。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」
突っ伏す

[メイン] 小路綾 : ……ちょっとだけ、ちょっと。
……本音を出せた気が、する。

[メイン] 巴マミ(31歳) : あ~~~

[メイン] 巴マミ(31歳) : 大人げない

[メイン] 清水谷竜華 : ……あ、綾……。
………大胆、すっごく……。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 私ホント

[メイン] 巴マミ(31歳) : ホント…

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あらあら~」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 何やってんのよ巴マミ…31歳巴マミ…

[メイン] 胡桃 : 「赤信号、みんなで渡ればなんとやらって感じ。ま、余ったら私が飲むし好きにとってってよ」

[メイン] 院田唐音 : 「いやまあ…飲んでみたくは……あるけど………」

[メイン] アルティメットセンパイ : ニヤニヤニヤニヤ。

[メイン] 明智小衣 : 「え、え、なに? どういうことなのよぉ!?」
「って、わたしとえりかはそういう本格的な関係じゃないわよ!? まだ」

[メイン] 清水谷竜華 : ……あーあーあー、ほんま、ウチの方が、年上なんに……。
情けないったらありゃしないで……。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 相手14歳の女の子よ…

[メイン] 小路綾 : ……こういう、ことは、実は、割と、結構。

[メイン] 八重垣えりか : 「大丈夫かい?まさか酒でも飲んだわけじゃないよな」
マミの方に注意を向ける

[メイン] 小路綾 : 昔から憧れてたり────。

[メイン] 森久保乃々 : 「………」
あの……清水谷さんと小路さんってこれ………

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「飲んでないわよぉ!」

[メイン] 藍素霞 : 「ちょっと見てて」
いつの間にか持っているカレーを一口含んで手をわしゃわしゃ動かす

[メイン] 清水谷竜華 : 「……………」
だんまりと、縮こまる。
早く料理来ないかなと、ただ待つばかり。

[メイン] 森久保乃々 : 「あう………」
顔を少し赤くする

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「森久保ちゃんの前よ!んもう!」

[メイン] イザナ  : 「おーおー、そう慌てるなよ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 小路綾 : 「……あ、ふふふ……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「あ"~~~~~」
調子が崩れたようにまた突っ伏し

[メイン] 藍素霞 : 「火遁・業火球の術!」
口から結構な勢いの炎を放つ

[メイン] 小路綾 : 森久保の視線に、……気づかれちゃったかしら、ふふふ。

[メイン] 小路綾 : なんて、浮つきながら。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…保護者代わりにならないとなのに…」

[メイン] 森久保乃々 : 巴さんもさっき、恋人用ジュースって………

[メイン] 巴マミ(31歳) : ぼそぼそ呟く

[メイン] イザナ  : 「……とまあ、騒いでる内に注文の品が来たぞ」

[メイン] 千代田桃 : (……魔法?)

[メイン] 胡桃 : 「恋人ジュース!恋人ジュース!」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「えっ何この量…」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ!ほんまですな!ほ、ほら、料理!名物料理楽しもうや!」

[メイン] イザナ  : 「……派手な容器だな、怪しい色のジュースがドン引きな程注がれている」

[メイン] 森久保乃々 : いや………巴さんはそういうのじゃない………
そんなこと思ってない………

[メイン] 八重垣えりか : 「おいなんだこれは……小衣まさか飲むなんて言い出さないよな?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 明らかに人数以上の恋人用ジュースが届けられた。

[メイン] 清水谷竜華 : 「って、胡桃……!メインは山芋料理やろがい!」

[メイン] 小路綾 : 「わわ……一杯ね……」
……恋人ジュースも、勿論ある……ぴんくいの!

[メイン] イザナ  : 「……おい、頼みすぎだぞ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「え??????????」

[メイン] 清水谷竜華 : 「誰やこない頼んだの!?!?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「いやあたしに言われてもぉ…」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 院田唐音 : 「オーダーどうなってるのよ!?」

[メイン] 明智小衣 : 「は、はぁ~? 飲むわけないじゃん、えりかも何言ってんのよぉ……」
けれど目は少し奪われる。恋人用ジュース、かぁ~~~。

[メイン] 巴マミ(31歳) : ほんの少し

[メイン] 巴マミ(31歳) : ほんの少しだけ

[メイン] 千代田桃 : 「どうも。刺し身は私です」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 魔が差して

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…ねね」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「森久保ちゃん」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ねー早く消化しないともったいないよ!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : ずっと、首を向ける

[メイン] 森久保乃々 : 「は…はい……」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「飲もう?イザナー」

[メイン] 小路綾 : 「え、ええっ……!?多くない……?」
とはいえ、残すのもアレだし……!!

[メイン] 清水谷竜華 : 「そ、それは、そやな……!えっと、うん」
綾の方を見て。

[メイン] 胡桃 : 「ふふ〜ん……他のみんなも好きに取っていいからね?私らはこれで十分だし」

[メイン] 八重垣えりか : 「こういうのは一人乗り気になると均衡がだな……おい!保護者!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「森久保ちゃん、恋とかしてる?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……飲む?」

[メイン] 小路綾 : 「………りゅ、竜華……」

[メイン] 小路綾 : 「……」

[メイン] 藍素霞 : カレーを目に突っ込んでいる

[メイン] 森久保乃々 : 「えっ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………」

[メイン] 小路綾 : こくん、と頷く。

[メイン] 明智小衣 : 「最悪、そこで火ぃ吹いてる霞に燃やしてもらって毒性検査するわ!」

[メイン] 千代田桃 : 店員に、自分の場所を示してメニューを受け取る。
一品目は刺し身のようだ。山間部という事で鮮度には疑問符が付くが……

[メイン] イザナ  : 「……だな、無駄にするのも忍びない」
容器を自分たちの側に寄せる

[メイン] 千代田桃 : 「……頂きます」

[メイン] アルティメットセンパイ : 2人して顔を近づけて…

[メイン] 森久保乃々 : 「あっ…………………………」

[メイン] 院田唐音 : 「私らって……まさか一緒に飲もうと言うんじゃないでしょうね…」

[メイン] 八重垣えりか : 「遅かった…始まっちまったぞ」

[メイン] アルティメットセンパイ : ♡型のストローは、その中身を吸い上げていく。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「だってその…」

[メイン] 胡桃 : 「……あ〜」

[メイン] 森久保乃々 : 恋、してる……?

[メイン] 千代田桃 : 静かに声を出し、生醤油にこの地方で採れたであろう山葵を溶かしていく。

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま、ハート型のストローの先に口をつけ……。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「やっぱり、女の子だしねぇ」

[メイン] 巴マミ(31歳) :

[メイン] 明智小衣 : 「は、始まった? ってえっ、えっ、ちょ!?」
まさか、そんな、わたし以外にもカップル成立してた……ってコト!? そんな偶然ある?

[メイン] 巴マミ(31歳) : かく言う私も

[メイン] 小路綾 : 「…………」

[メイン] 清水谷竜華 : ドキドキと、昂る心臓────。

[メイン] 藍素霞 : 「天照!!!」
カレーをつっこんでいた方の目の目線を飛ばした先が発火する

[メイン] 森久保乃々 : 「あ……は、はい…………」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾を、上目遣いで、じっと見つめる。

[メイン] 胡桃 :      ・・
「そっか。まだ、なってないって言いたいんだ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 未だに諦めきれない、恋ってもの

[メイン] 巴マミ(31歳) : なんだか

[メイン] 小路綾 : 反対側のストローへと口を付ける。

[メイン] 千代田桃 : まずはテラテラと光る赤身を箸で取り、そのまま軽く浸す。

[メイン] イザナ  : 交差する様に曲がったストローの中を妖しげな色合いのジュースが通過して、口内へと運び込む

[メイン] 千代田桃 : 「……美味しい」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ふぇーうぃざなーうぉいひい?」

[メイン] 巴マミ(31歳) : そんな未練を口にしてしまうように

[メイン] 清水谷竜華 : 「……んふふ…… ……チュゥゥ~……」

[メイン] 小路綾 : ……どきどきどき。
ああ、これって、本でよく読んだし、これ…

[メイン] 院田唐音 : 「えっ!?いや…そういう意味じゃ…」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…だからその」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「あ」

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま、吸い上げる。

[メイン] 小路綾 : ……すっごく、”恋”してる…

[メイン] イザナ  : 「……美味しい、が」
「生殺しにあった気分だよ」

[メイン] 藍素霞 : 「いーひひひ!団扇さんのマネ!
 あの人の一族は悪に憑かれた一族なのだ〜!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…話せないなら、大丈夫よ?」

[メイン] 胡桃 : 「………」

[メイン] 千代田桃 : なるほど……流石に良い旅館だ。スーパーでたまに買うものとはわけが違う……

[メイン] 小路綾 : それに合わせて、ちゅう、と中身を吸っていく。

[メイン] 八重垣えりか : 「どうする小衣?今ならだれもお互いを見てないと思うが」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「生殺し~…?なんのことー…?」

[メイン] 院田唐音 : 「へ、変なこと言うの止めなさいよ胡桃!」

[メイン] 森久保乃々 : 興味で、って感じだけど
巴さんの質問は、どことなく真剣な所も、少し感じた。

[メイン] 清水谷竜華 : ……物凄い、恥ずかしいけれども……。
……でも、でも……えへへ、なんか……楽しい……嬉しい……幸せ……。

[メイン] 小路綾 : ……二人の吸い上げる色は、線を描き。

[メイン] イザナ  : 同じ飲料に手をつけている事実に燃えるものはある、先程の風呂場でも……いや、これ以上はよしておく

[メイン] 小路綾 : ❤を、形作った。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ねーなんかさあ…」

[メイン] 千代田桃 : そのまま、次は鯛の切り身を同じ様に口へ運ぶ。

[メイン] アルティメットセンパイ : イザナの方を向いて。

[メイン] 巴マミ(31歳) : あ~~~

[メイン] 森久保乃々 : 「そ………っ………………その…………………」

[メイン] イザナ  : 「ん、どうした」

[メイン] 巴マミ(31歳) : あ~~~~~~

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ポカポカしてきた」

[メイン] 巴マミ(31歳) :

[メイン] 千代田桃 : 「……うん」

[メイン] 胡桃 : 「…………そっか。ごめん」

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………ぅぅ……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : ダメな大人よね、ホント

[メイン] 森久保乃々 : 恋……………?

[メイン] 小路綾 : 「………なんだか、その……」

[メイン] 明智小衣 : 「ちょちょちょ……そ、そうね……」
なぜかえりかの提案に乗っかり、ジュースをさっと回収した。

[メイン] 森久保乃々 : 私は……………

[メイン] 清水谷竜華 : 作られたハートに、目を細めながら、耳元が赤くなり。

[メイン] イザナ  : 「……良かったじゃないか、もう寒くならないだろう」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……うん」
綾に。

[メイン] 藍素霞 : 「次はこれですよ!これ!」
どっからか大砲を持ち出す

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「……」
ぐらりとしたまま森久保を見て

[メイン] 胡桃 : 「……私が一人で盛り上がっちゃってただけみたい。ごめんね、今のは忘れて」

[メイン] 小路綾 : 「……えへへ、恥ずかしいけど」
高鳴る心臓は、飛び出そうで。

[メイン] 胡桃 : そう言って顔をそらす。

[メイン] 小路綾 : 「……同じくらい、幸せ、かも」

[メイン] 院田唐音 : 「……へ?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「寒いどころかー…なんだか暑くない?」

[メイン] イザナ  : 「……そう、だな」

[メイン] 院田唐音 : 「いや…そんなこと……」

[メイン] 千代田桃 : ……やがて、盛り合わせを全て食べ終わる。
そのまま炭火焼きや、山芋の唐揚げ等を堪能した後……

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ウチも、やで……綾……」

[メイン] 八重垣えりか : 「まあ一応……そういう仲になったわけだしな」
例のジュースをもってこちらに来る彼女を見て顔を赤らめ頬を掻く

[メイン] 小路綾 : それと同じくらいの嬉しさが、心臓を必死に押し付けていた。

[メイン] 千代田桃 : 「おぉ……」

[メイン] 森久保乃々 : 「…」
思考を少しだけ巡らす。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……今、すっごく………すーっごく、ウチ……幸せや……」

[メイン] 胡桃 : 「……」

[メイン] イザナ  : 「火照る、というのがいいだろうか」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ねぇ~ほっといていいの?」

[メイン] 清水谷竜華 : 周りの目など、一切気にせず……そう、呟いてしまう。

[メイン] 小路綾 : 「………ふふ、ふふ……」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あたしを~」

[メイン] 清水谷竜華 : 乙女を大胆にしてしまう。

[メイン] 清水谷竜華 : 恋の魔法。

[メイン] 小路綾 : 「いっしょ、ね……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…や、やっぱ、大丈夫」

[メイン] 森久保乃々 : 「……」
目を開け、少し、マミの事を見る。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……せや、一緒や……んふふ」

[メイン] 森久保乃々 : 「…………………」

[メイン] 藍素霞 :         Tiro finale
「そうれ!ラスト・シューティング!」
持ち出して来た大砲に口から出る炎で点火する

[メイン] 明智小衣 : 「こ、こんな典型的な……子供だましね! あははは……」
わたしと、そしてえりかの間にジュースを。
わたしが手に持ったままで。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「私なんかに、話しずらいでしょ?ね」

[メイン] 清水谷竜華 : それはそれは幸せそうな笑みを浮かべ。

[メイン] 森久保乃々 : あっ

[メイン] 千代田桃 : ぐつぐつと煮えた土鍋の中には、これでもかとばかりに季節の野菜が入り、更にはつくね、白身魚など……

[メイン] 森久保乃々 : 「……………うあ」

[メイン] 小路綾 : ……これが、素敵な、恋ってもの……なのね。
……すっごく、ぽわぽわしちゃう、暖かい。

[メイン] イザナ  : 「……放ってはおかないさ」
「ただ、弱った相手を食い散らかすほど行儀がないわけでもないのだよ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ごめんね?へんなダル絡みして…」

[メイン] 院田唐音 : 「べ、別にそんなんじゃ……」
胡桃を傷つけてしまった…と感じ急に弱々しく

[メイン] 巴マミ(31歳) : わたわたと、力なく弁明しつつ

[メイン] アルティメットセンパイ : 「弱ってなんかないよ~あたし~」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………ほら、綾……こ、これも……」

[メイン] 千代田桃 : それに、どうやらこの自然薯のとろろと一緒に食べるようだ。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「このままだと~」

[メイン] 八重垣えりか : 「風呂ではもっと……だったしな」
そう言いつつもストローの方に進む顔は緊張し動きは遅い

[メイン] アルティメットセンパイ : 据えた目でイザナを見て。

[メイン] 森久保乃々 : 一つ、ある意識が浮かぶ。
それに気づくと反射的にマミから目を反らす。

[メイン] 院田唐音 : 「……………」
わかってる。私の悪い癖なんだ

[メイン] アルティメットセンパイ : 「脱ぐよ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ~ん」
箸でえびの天ぷらを摘み、綾の口元へ運ぶ。

[メイン] 小路綾 : 「……ふぇ…?」
その感覚に浸っていたが、慌てて向き直り。

[メイン] 千代田桃 : サイドメニューの天ぷらも運ばれてくる。

[メイン] イザナ  : 「……おい、待て、なぜ脱ぐ!?」

[メイン] 小路綾 : 「……!! あ、あーーん……」

[メイン] 森久保乃々 : 顔が紅潮する。

[メイン] 胡桃 : 「……あのさ、これ……部屋で食べてもいいかな?」
席をがたり、と立ち上がる。

[メイン] 巴マミ(31歳) :

[メイン] 巴マミ(31歳) : 森久保ちゃん…?

[メイン] 明智小衣 : 「そうよぉ! 風呂ではもっとだったわよね!」
調子がくるって、大声で。

[メイン] 小路綾 : 口を開けて、てんぷらを。

[メイン] 千代田桃 : 「……ん」

[メイン] 森久保乃々 : 「あ………あう………うぅ………………」

[メイン] イザナ  : 「そういう事がしたいならちゃんと言え!!」
「そして、ここではやるな…!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……………」

[メイン] 清水谷竜華 : ドキドキドキドキドキドキ。

[メイン] 小路綾 : ぱくっ。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「え?暑いからさ~それにこのTシャツイザナの借り物だし返さなきゃ!」

[メイン] 清水谷竜華 : あ。

[メイン] 院田唐音 : 「…ちょ、ちょっと待って!」
と胡桃を止める

[メイン] 小路綾 : 口が箸と天ぷらを包み込む。

[メイン] 清水谷竜華 : ……か、か、かんわいいぃ……。

[メイン] 千代田桃 : 小皿にいくつかの具材を取り、口へ……

[メイン] イザナ  : 「待て、待て、このジュースまさかアルコール入りじゃないだろうな…!!」

[メイン] アルティメットセンパイ : そうして服に手を掛けようとする。

[メイン] 小路綾 : …大丈夫、かしら…?

[メイン] 千代田桃 : (……来て良かったな)

[メイン] 院田唐音 : 手をしっかり握って、引く

[メイン] 清水谷竜華 : 「………んふふ、美味しい?」

[メイン] 森久保乃々 : 巴さん、巴さん…………。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あ、そうだったら皆のにも入ってるかもね~!」

[メイン] 小路綾 : 目を瞑って、苦手だった天ぷらへとトライ。
手はぎゅっと握ったまま、必死にもぐもぐ。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「にゃはは~!」

[メイン] 小路綾 : 「……!」

[メイン] 胡桃 : 「え」

[メイン] 森久保乃々 : 私は…………

[メイン] 小路綾 : 「おいしい!…これ、とってもおいしいわ!!」

[メイン] 八重垣えりか : 「そんな大声で言わなくていい!」
「ほらお前も……」
小衣の口にふたをするためだと自分をごまかしストローを加える

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…森久保ちゃん、大丈夫?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「! ふふ、ふふふ!それなら良かったわ~!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 多分、外の風に当てられた

[メイン] 小路綾 : ぱああ、と顔を明るくして、そう言った。

[メイン] イザナ  : 強引に脱がす手を抑えて、力を込める

[メイン] 巴マミ(31歳) : そう思い

[メイン] 森久保乃々 : 「は、はい………」

[メイン] 巴マミ(31歳) : ぴとりと、森久保ちゃんの額に手を当てた

[メイン] アルティメットセンパイ : 「乙女を熱くさせる魔法がさ」

[メイン] 清水谷竜華 : ……あ。
……こ、この箸、綾の口に……。

[メイン] 千代田桃 : (葱甘い……豆腐温まる……魚ホクホク……)

[メイン] 森久保乃々 : 「………!?」
額に当てられた手に対して驚く。

[メイン] イザナ  : 「こんな所……ああ、いや」
「本音だけを告げようか」

[メイン] 清水谷竜華 : 自分に手に持つ箸の先を、じっと見つめてしまう。

[メイン] 清水谷竜華 : ……いやいやいやいやいやいやいやいやいや。

[メイン] 胡桃 : 思わず振り返る。

[メイン] 清水谷竜華 : ウチこれじゃ変態さんやないか!!

[メイン] 院田唐音 : 「……べ、別に本当に嫌だったとか………そんなんじゃないし……」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ん~なに~!?」

[メイン] イザナ  : 「私の前でだけにしてくれ、お前の全てを曝け出すのは」

[メイン] 小路綾 : 「………ね、その……竜華も」
自らの膳の、山芋を。
箸で摘み、竜華へと向ける。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ほへ?」

[メイン] 清水谷竜華 : ……もちろん!違う箸に変えるで!せやせや!さすがに、これは、アカンやろうしな!

[メイン] 明智小衣 : 「……っ……ん」
こちらもストローをくわえて
「ん~~! ん~~!」
さっさと吸えと言わんばかりに視線を送る。あと唸る。

[メイン] 胡桃 : 「……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「風邪は引いてない…森久保ちゃん?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……あ」

[メイン] 小路綾 : 「あ…………」

[メイン] アルティメットセンパイ : その言葉に、毒気を抜かれたような顔で。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「大丈夫そう、ね…うん?」

[メイン] イザナ  : 「心も、身体もな」
「これで案外嫉妬深い、やっと自覚できたよ」

[メイン] 藍素霞 : 「わ〜〜〜さっきから目を酷使したせいでまわりがおおきくちいさくみえる〜〜〜〜」

[メイン] 清水谷竜華 : 自身の口元へ運ばれる、山芋を……。

[メイン] 森久保乃々 : 「う………あう………………」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「え…ちょ…どういうこと?」

[メイン] 藍素霞 : 「ズームアウト!!!ズームイン!!!」

[メイン] 千代田桃 : そして、天ぷらにも手を伸ばす。
まずは小手調べとばかりに、でっぷりと育ち、黄金色の衣に包まれた椎茸を天つゆに浸ける。

[メイン] 院田唐音 : 「いや…本当は……ちょっと嬉しかったというか……………」
最後のほうは消え入るようにゴニョゴニョと

[メイン] 森久保乃々 : 「だいじょうぶ………です……………」

[メイン] 清水谷竜華 : ……綾の箸を、口の中へ……。

[メイン] 清水谷竜華 : ぱくっ。

[メイン] 胡桃 : 「……」
表情を変えないまま

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…無理はだめよ?」

[メイン] 小路綾 : 「……わあ…」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 赤く染まる顔を見て

[メイン] 小路綾 : 目を細めて、きゅっと。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………おい、しい……」

[メイン] 小路綾 : う、ぅうう…

[メイン] 清水谷竜華 : 嘘や。
実は、味なんて、さっぱりや。

[メイン] 小路綾 : 嬉しい………!!

[メイン] 清水谷竜華 : 心臓がずっと鼓動して、痛すぎるほどや。

[メイン] 胡桃 : 小皿のトレイと握られた手をそのまま引き、食堂を出る。

[メイン] 千代田桃 : (なるほどね……椎茸の風味と肉厚な身が凝縮されてる……天ぷらならではって事か)

[メイン] 千代田桃 : 次は南瓜、茄子と……

[メイン] 清水谷竜華 : 綾のことしか考えられなくて。もう、それだけで……甘い感覚に包まれて。

[メイン] 小路綾 : ……私の、物で食べてくれる、なんて…!!

[メイン] 森久保乃々 : 無理 という言葉に
半ば反射的に食いつく

[メイン] アルティメットセンパイ : 「どういうことぉ~イザナぁ~!」
手を掴んで上目遣いに。

[メイン] 清水谷竜華 : 「………んふふ……」
また、自然に笑みが零れ落ちる。

[メイン] 森久保乃々 : 前後の文脈を考えるよりも先に
言葉を呟く

[メイン] 藍素霞 : 「僕らは目指した〜〜〜Shangri-la〜〜〜」
さっきからの謎のテンションで完全に気分がハイになって歌い出している!!!

[メイン] 院田唐音 : 「…あ」

[メイン] 森久保乃々 : 「………無理なんかじゃ、ないです」

[メイン] 小路綾 : 「……ね、竜華は……」
自分の、”竜華が食べた”箸の手を持ち換えて。

[メイン] 清水谷竜華 : ……恋人らしいこと。
ウチの、自慢の、可愛い恋人と、こんなことができるだなんて……。

[メイン] イザナ  : 「誰とて思うさ、好きな相手の全部は全部自分のものであって欲しいと……」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……え?」

[メイン] 小路綾 : 「……それで、食べてくれないのかしら」

[メイン] 小路綾 : ぱくり。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「え、あ」

[メイン] 清水谷竜華 : 「~~~~~~~っっ!?!」

[メイン] 千代田桃 : ……やがて、運ばれてきた料理を全て食べ終わる。

[メイン] 院田唐音 : 「待って………!」
とそのまま連れられて出ていく

[メイン] アルティメットセンパイ : 「え…え…何の話しぃ…イザナぁ…?」

[メイン] 小路綾 : …………は。

[メイン] 千代田桃 : 「ふぅ……美味しかった」

[メイン] 小路綾 : はわあああぁぁあああ!!!!!

[メイン] イザナ  : 「大概耐えたが、わたしにも限度はあるさ……風呂場でどれだけ理性の綱が切れかけたか……!!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 思わず、彼女に珍しい強い言葉に

[メイン] 清水谷竜華 : 目を大きく見開く。
顔中に火が吹き出そうになる。

[メイン] 千代田桃 : 「ご馳走様でした」

[メイン] 清水谷竜華 : あわわわわわわわわわわわわわわわ。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 驚きと、不思議と安心感を

[メイン] 千代田桃 : (皆は……)

[メイン] 小路綾 : ……こ、こんな、こと、しちゃった、けどぉ!!
……恥ずかしくて、たまんないけど!!!

[メイン] アルティメットセンパイ : 「何ぃ!?何ぃ!?イザナ、いつもと違うよ!?」

[メイン] 森久保乃々 : 「………あっ」

[メイン] 小路綾 : ……なんか、すごい、気持ちいい…
幸せに、なる……

[メイン] 清水谷竜華 : 「あ、ぁ、あーー、そ、そや、ね!うん、そや!別に、このくらい、な?大したこと、あらへんやろ!よくある回し飲みと一緒!一緒や!」

[メイン] 森久保乃々 : 私は今、

[メイン] イザナ  : 「……なあ、センパイよ」
「これ以上は怯えさせるだろうから、これ一回しか言わないわ」

[メイン] 千代田桃 : (まだ食べてるね。盛り上がってるみたいだし……書き置きだけして、と)

[メイン] 森久保乃々 : 「そっ…その………」

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま、綾の口元へ運んだ箸を使い、自分の天ぷら定食を。
食べる。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 清水谷竜華 : 「………んむっ」

[メイン] 千代田桃 : 『食べ終わったので、温泉に入って部屋に戻っています。千代田』

[メイン] 清水谷竜華 : ~~~~~~~~~~~~。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ちょっちょっと待って雰囲気とか空気とか」

[メイン] イザナ  : 「聞き逃したら、悲しいわ」
「なあ、私はな」

[メイン] 小路綾 : あ。

[メイン] 森久保乃々 : 「生意気言って……ごめんなさいぃ………」

[メイン] 小路綾 : ……竜華……

[メイン] 清水谷竜華 : アカン、これ、ほんま、アカン。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「あ、あ、えっと、あ」

[メイン] 小路綾 : 「……かわいい……」

[メイン] 八重垣えりか : 「……いくぞ」
かなり長考したが意を決してジュースを吸い始める

[メイン] 清水谷竜華 : これ、これ、間接、キ……。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…いいの」

[メイン] 小路綾 : ぼそりと、口から零れ落ちた言葉は。
……なんか、こう。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…ね」

[メイン] 千代田桃 : そして席を立ち、会計を済ませ……

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「森久保ちゃん」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ふぇえっ!?」
綾の方をとっさに見て。

[メイン] 小路綾 : ……止まんなかった。

[メイン] 森久保乃々 : 「は、はい……」

[メイン] 清水谷竜華 : 今なんて言うた……!?か、かわええ!?
だ、誰が……!?

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…私が──」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の目を、じっと見て。

[メイン] ヒルデ : 私が隣を少し見ると…騒がしくやっているようだな。
…1人で来るのは間違いだったようだ。アイツらも誘えば良かったか
しかしこの旅館、やはり変だ。
少し調べる必要がありそうだ…食事を終えてからだが

[メイン] イザナ  : 「貴女が好きよ、小さなセンパイ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : …なんとなく思った事を、言葉に

[メイン] 小路綾 : 「……え、あ、その……皮がいいって言ったの!この魚料理の、ね!!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 森久保乃々 : 「………」

[メイン] 清水谷竜華 : 「あ」

[メイン] アルティメットセンパイ : 身体がきゅっとすくんで。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「大人だから、気にしてる?」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……そ、そっかそっか!そ、そやね!うん、ウチもそう思うで!」

[メイン] 小路綾 : 慌ててぶんぶん、手を振って!
ただ、まあ。

[メイン] 明智小衣 : 「んっ……ん……」
目を閉じて、口に流れ込むジュースを楽しむ。そうわたしはジュースを楽しんでるのよ。
決して……でも、今一緒にこのジュースを味わってるのよね。もう少し、もう少しだけ、この時間が続いてほしいわ。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「他人だから、気にしてる?」

[メイン] 小路綾 : 魚料理なんて、この場には一切ない。

[メイン] アルティメットセンパイ : 「え、その、えっと」

[メイン] 清水谷竜華 : アカンアカンアカンアカンアカン……あーーーーもうはっずかしい……!!

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「私は…」

[メイン] 清水谷竜華 : ウチの勘違い!!!!

[メイン] 森久保乃々 : 「気に、してる…………?」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「……」

[メイン] 小路綾 : そんな事に気づかずに、ただ誤魔化してしまっていた。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「貴女に好きに言われて嬉しいからね」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「生意気だってそう」

[メイン] 清水谷竜華 : 魚料理が無いことなど、今の竜華には判断できず。

[メイン] 森久保乃々 : 「えっ」

[メイン] アルティメットセンパイ : どんどん顔が赤くなって。

[メイン] 八重垣えりか : ストローがつながってようがただそれだけ…

[メイン] ヒルデ : 食事も終えたことだ…調べていくか…
私は食堂を後にする。

[メイン] 清水谷竜華 : 「…………食べ、よっか?」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 小路綾 : 「…………」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「ば、」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「折角の機会なの」

[メイン] 八重垣えりか : 以前の自分ならそのように切り捨てたのだろうに

[メイン] 小路綾 : 「……しょ、う、ね」

[メイン] 森久保乃々 : 「あ………あっ………………」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「気兼ねなくて、いいの」

[メイン] アルティメットセンパイ : 「馬鹿あああああ!!!!!!!!!!!!!」

[メイン] 八重垣えりか : 顔が熱くなって心臓の鼓動が速くなるのはなぜだろうか

[メイン] 森久保乃々 : うあぁ…………………

[メイン] 小路綾 : ……ご、ごめんなさい……竜華…!!!
素直になれなくって……

[メイン] イザナ  : 「────っ!?」

[メイン] 清水谷竜華 : ……その後の食事は、ずっと、ずっと、ずっと……味が、分からなかった。

[メイン] アルティメットセンパイ : そのまま顔を覆い隠しながら、食堂から逃げだす。

[メイン] 小路綾 : もぐもぐもぐもぐ。

[メイン] 清水谷竜華 : 私の意識は、綾の口へ運んだ箸にばかり。

[メイン] 森久保乃々 : あう、あうぅ…………。

[メイン] 小路綾 : もぐも、ぐう。

[メイン] イザナ  : 「な、……待て!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 横目で、綾の食事を見る。

[メイン] 明智小衣 : 周りの声が、この二人だけの時間をさらに浮彫にして。
なんていうか、その……すごく、すごく、お互いに好きなんだなと
感じ……

[メイン] アルティメットセンパイ : たったったった。

[メイン] 清水谷竜華 : その視線は、唇へ。

[メイン] 明智小衣 : ずぞぞぞぞぞぞぞ!!!! ずこおおおお!!!

[メイン] イザナ  : そのまま後を全力で追いかけて走っていく

[メイン] 小路綾 : ……………。
ああ、もう……私ってば、私ってば……!!

[メイン] 明智小衣 : 「ぷはぁっ!!! 全部飲んだぁ! よしぃ!」

[メイン] 清水谷竜華 : ぴったりと閉じている、その唇。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「ねえ」

[メイン] 小路綾 : ……恥ずかしさが。

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「森久保ちゃん」

[メイン] 清水谷竜華 : 可愛らしく咀嚼している、小さなお口。

[メイン] 森久保乃々 : 「………あう………ぅ」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「私の事」

[メイン] 八重垣えりか : 絆されてる、自分が変えられていっている
人嫌いの自分が他人に、だがそれがなぜか心地いいのだから重症だ

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「どう思う?」

[メイン] 森久保乃々 : 再び顔が紅潮する

[メイン] 巴マミ(31歳) : にこりと

[メイン] 藍素霞 : 「ウィ〜〜〜〜〜〜私の言う通りっすよ更紗さぁ〜〜〜〜〜ん」(かんぜんによっぱらってる)(さけもないのに)

[メイン] 清水谷竜華 : ……………アレ……して、みたい……かも……しれへん……。
……な、なーんて……。

[メイン] 小路綾 : 真っすぐに、口の中に溜まっていく。

[メイン] 八重垣えりか : ああ、これが

[メイン] 八重垣えりか : 恋ってやつか

[メイン] 森久保乃々 : どう、思うか…………?

[メイン] 小路綾 : 視線を感じて、ふと振り返る。

[メイン] 森久保乃々 : そんなの、私は……………

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「"もしも"」

[メイン] 森久保乃々 : もりくぼは…………

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ご、ごっそーさんです!」
味も分からず、ひょいひょいと食事を口の中で放り込んでいたからか、もう完食しており。

[メイン] 清水谷竜華 : 手を合わせる。

[メイン] 巴マミ(31歳) : ほんの少しの希望を詰めて

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「此処で言いずらいなら」

[メイン] 小路綾 : …………小路綾、綾……!
勇気を出すのよ、今こそ……!!

[メイン] 明智小衣 : 「…………ふうっ」
ジュースを全部飲み干して、ガッツポーズを取った後に
えりかの表情を一瞥し。
「…………フフッ、前はあんたが何考えてるかわからなかったけど」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…二人で、聞きましょうか」

[メイン] 小路綾 : 「……ごちそう、さまでした」

[メイン] 明智小衣 : 「今ならわかるわ」

[メイン] 森久保乃々 : ………………わたしは

[メイン] 八重垣えりか : 先に飲み終えた彼女を上目遣いで見つめ、少し笑う
自分らしくもない乙女のような結論に

[メイン] 小路綾 : 手を合わせ、ぼそりと口走り。

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま席を立ちあがり……。

[メイン] 小路綾 : 「……竜華、待って」

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の方を、ちらりと見る。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……ぇ、う、うん」

[メイン] 小路綾 : 「……その、あのね」

[メイン] 清水谷竜華 : 「……」

[メイン] 森久保乃々 : 「う……うぅ……………」

[メイン] 森久保乃々 : 「……………はい」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 笑みを保ったまま

[メイン] 巴マミ(31歳) : 「…」

[メイン] 小路綾 : 「…お風呂、入り直さない?」

[メイン] 巴マミ(31歳) : 手を差し伸べる

[メイン] 清水谷竜華 : 「………」

[メイン] 藍素霞 : 「恋せよアミ〜ゴ〜踊ろうセニョリ〜タ〜」
(酒入るはずもないのになんだよこれ)

[メイン] 清水谷竜華 : 「────────ええ、で」

[メイン] 小路綾 : 「…二人、っきり、で…」

[メイン] 森久保乃々 : 言って、しまった。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……っ……!」

[メイン] 清水谷竜華 : 二人っ、きり……!!

[メイン] 小路綾 : ……ぼそぼそと。
でも、でも!

[メイン] 清水谷竜華 : ドキドキドキドキドキドキドキ……。

[メイン] 小路綾 : ……言えた、言えた……!!
それだけで、とびっきり嬉しくて。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……うん!!」

[メイン] 清水谷竜華 : 力んでしもうた。

[メイン] 清水谷竜華 : 綾の手を掴んで、勢いよく、そう言うてもうた。

[メイン] 森久保乃々 : 「………」
マミのさしのべた手に
自分の手を伸ばす

[メイン] 巴マミ(31歳) : その手を引いて

[メイン] 巴マミ(31歳) : ひっそりと

[メイン] 小路綾 : 「ひゃっ……!!」

[メイン] 巴マミ(31歳) : "魔法"のように

[メイン] 巴マミ(31歳) : 喧騒から抜け出した

[メイン] 小路綾 : 力強く握られた手は、とても……嬉しくって。

[メイン] 森久保乃々 : ………言ってしまった。

[メイン] 清水谷竜華 : 「……行こう、か?」

[メイン] 小路綾 : 「…えへへへ、えへへ」

[メイン] 清水谷竜華 : そのまま、綾の手を、引っ張って。

[メイン] 小路綾 : 「うん…」

[メイン] 森久保乃々 : 私は……この後………。

[メイン] 小路綾 : そのまま、連れされるように。

[メイン] 清水谷竜華 : ………ちょっとくらい、強引になったって。
バチは、当たらへんやろ……うん。

[メイン] 森久保乃々 : うう………勇気が……………

[メイン] 明智小衣 : わたしは周りを見渡して。その光景を見ながら
これが傍から見た「わたしたち」なのかしらと、思い耽ると
「さて、小腹は満たしたから……ちょっと遅れたけれど夕食にしましょうか、わたしたちは」

[メイン] 森久保乃々 : それに……こわい…………

[メイン] 森久保乃々 : ……………………

[メイン] 森久保乃々 : 巴さんなら

[メイン] 八重垣えりか : 「そうだな。あれだけ楽しみにしていたからな」
「車いすの運転が荒くなるほど」

[メイン] 森久保乃々 : 巴さんに、なら

[メイン] 森久保乃々 : 私は、

[メイン] 森久保乃々 : ………………それはそうとしてやっぱりこわい

[メイン] 森久保乃々 : むーりぃー……………

[メイン] 明智小衣 : 「そ~りゃそうでしょ! あんただって腹すかせてるだろうと思ってたから! ね」
わたしはえりかと共に夕食をとり始める。…………あっ。
「ひ、人がいなくなってきたわね」とボソり呟き。

[メイン] 森久保乃々 : …………

[メイン] 森久保乃々 : やれるだけは、やってみよう。

[メイン] 八重垣えりか : 「食事は数少ない楽しみの一つだからな…」
「おい、まさかまた同じ流れか?」

[メイン] 明智小衣 : 「い、いやまさか……まあでも、まあ」

[メイン] 明智小衣 : わたしは咄嗟に箸で料理をすくうと、そのままえりかの口元に運ぶ。

[メイン] 明智小衣 : 「あははは~! ほら食え食え~!」
と、盛り上がってるような風に装いながら、えりかにつまり「あーん」させようとする。

[メイン] 八重垣えりか : 「いや食べるぐらい一人でも……」
「……ん」
目をぱちくりさせて恥ずかしがっていたものの、最終的には目をつむって口を開け、それを受け入れた

[メイン] 明智小衣 : えりかが、受け入れてくれた! なぜかそれだけで嬉しくって
今度はわたしが箸をおいて、じっとえりかを見つめた。

[メイン] 藍素霞 : (し、死んでる…)

[雑談] system : [ 藍素霞 ] 残機 : 6 → 5

[メイン] 森久保乃々 : 「……巴さん」

[メイン] 八重垣えりか : 「おい、ペットの餌付けと観察じゃないんだから、そんなにじろじろ見るな」
お世話をさせているのではなくされているという感覚がどうしてもむず痒い

[メイン] 森久保乃々 : 「実はその………」

[メイン] 明智小衣 : 「……!」
ぶんぶんと首を振って、あっ、と口を開いて目を閉じる。
まだ、人はいるにはいる。時折視線も感じるけれど。

[メイン] 森久保乃々 : 「もりくぼは実は……家族でここ来る予定で………」

[メイン] 森久保乃々 : 「それでその………お風呂を実は…………」

[メイン] 森久保乃々 : 「………………貸し切りで……取ってあるんです…………」

[メイン] 森久保乃々 : 「その………よかったら………………」

[メイン] 森久保乃々 : 「…………あうぅ……」

[メイン] 巴マミ(31歳) : しゅるりと

[メイン] 巴マミ(31歳) : 森久保の手を、優しくリボンが巻き付いて

[メイン] 巴マミ(31歳) : 彼女を導くように、引き込み始める

[メイン] 森久保乃々 : 無抵抗に、そのまま引き連れられる。

[メイン] 八重垣えりか : 「お返しだ、口を開けろ」
顔を赤くして睨みながら自分のスプーンを小衣の口の前に突きだす

[メイン] 明智小衣 : 「……あ、あーん」
わたしは、えりかにわたしの方が恥ずかしいんだからと言わんばかりに
軽く睨みつけつつも、口をもっと開いた。

[メイン] 八重垣えりか : 「……よしよしいい気味だ」
照れ隠しにそういいつつも優しく舌の上に食事を置く

[メイン] 明智小衣 : わたしはそのまま口を閉じて、ゆっくりと料理を咀嚼する。
わたしは、口に放り込んだものは味を確認次第、すぐに次々と口に放り込むが。
この一口だけは、いつまでも味わっていたかった。

[メイン] 明智小衣 : ……えりかの作った料理でもないのに、えりかが口に運んでくれたってだけで。

[メイン] 明智小衣 : 嬉しい。

[メイン] 八重垣えりか : 「うっ……」
仕返しのつもりが小衣の顔に喜色が広がっていくのを見て、ついかわいらしいなどと思ってしまう自分のちょろさに戸惑った

[メイン] 明智小衣 : 「……ん!」
目を開けると、戸惑うえりかを見て思わず口角を上げ、目を細めつつニヤニヤと。

[メイン] 明智小衣 : 「えりかぁ~? わたしの事、かわいいと思ったでしょ?」

[メイン] 八重垣えりか : 「そういうことを言わなければな」
「というか自分でいうな自分で」
これに見惚れてたのだから本当に自己嫌悪だ

[メイン] 明智小衣 : 「……それもそうね、かわいい、なんて自分で言うのは舐められそうだしぃ」
「…………あと」

[メイン] 明智小衣 : 「えりかもかわいいから」

[メイン] 明智小衣 : 「……ね」

[メイン] 八重垣えりか : 「~~っ!」
「あ~~~調子が狂うな。急に口説き始めるなよ」

[メイン] 明智小衣 : 「あっ、く、口説いてるわけじゃないわよ! あ~もう、調子やっぱ狂う!」
そう気を取り直すかのように、さきほどの態度が嘘かのように
料理をガツガツと食い荒らす勢いで食べる。

[メイン] 八重垣えりか : 「もっと落ち着いて食べろ、のどに詰まらせても知らないぞ」
その食べっぷりを見ながら自分の料理にも箸を進める

[メイン] 明智小衣 : 「わかってるわよ!」
と、注意されて素直に勢いを落として、えりかに合わせるように箸を進める。

[メイン] 明智小衣 : …………あー、それにしても……今日は……本当幸せだったなぁ………

[メイン] 明智小衣 : …………んっ、なんというか……えりかとこんなに一緒にいられるようになって……

[メイン] 明智小衣 : これからも、……ずっと……ずっと……続いていく……なんて

[メイン] 明智小衣 : 信じられないけど…………現実…………なのよね……あははは…うれ、しい……

[メイン] 明智小衣 : 「…………」
小衣が箸を置くと、そのまま黙り込む。

[メイン] 八重垣えりか : 「ん?急にどうした」
「まさか本当に詰まらせたわけじゃないよな」

[メイン] 明智小衣 : 「…………」
今にも閉じそうなわたしの目は、えりかの表情を捉え。
「えへへ……大好き……」

[メイン] 明智小衣 : そう言うと、わたしは……えりかに体重を預けて。

[メイン] 明智小衣 : 「………………」

[メイン] 明智小衣 : 「スゥー………」

[メイン] 八重垣えりか : 「寝ちまったか」

[メイン] 八重垣えりか : 「しかも口の端にちゃんと料理の残りつけながら幸せに寝やがって」

[メイン] 八重垣えりか : 「……」

[メイン] 八重垣えりか : それをひょいとつまむと、自分の口に放り込む

[メイン] 八重垣えりか : 「いや、おいしそうだったからで他意はないぞ」
誰に見られてるわけでもないのにそう言い訳して

[メイン] 八重垣えりか : 「……さて、肝心のこいつだが」
視線のすぐ下でまどろむ小衣を見て

[メイン] 八重垣えりか : 「私が運ぶことはできないし……まあ起きるまではこのまま抱き枕になっててやるよ」

[メイン] 八重垣えりか : そう言って優しく頭を撫でた

[メイン] 藍素霞 : 「完璧な私復☆活」
死体が起き上がった!

[メイン] 明智小衣 : 「ぶぇぁっあ!?」

[メイン] 明智小衣 : わたしはその声に思いきり起き上がった。

[メイン] 八重垣えりか : 「お前……いい雰囲気だったところを」

[メイン] 明智小衣 : 「えっ? 何!? 何!? って霞じゃない、さっき火ぃ吹いてたけど大丈夫だったの?」

[メイン] 藍素霞 : 「すっごくいい雰囲気でしたね
 素敵だと思いますよ!」グッとサムズアップ

[メイン] 明智小衣 : 「かっ……! っ~~~~!!!!」

[メイン] 明智小衣 : わたしは勢いよく立ち上がり、えりかの車椅子をがしっと押し始める。

[メイン] 明智小衣 : 「ななな、なんのことか! さっぱりね! ふんっ!」

[メイン] 藍素霞 : 「あらあらまあまあ、これはこれはこれは」

[メイン] 八重垣えりか : 「おかしいな、死体がしゃべっている」

[メイン] 明智小衣 : 深呼吸し、まだ眠たげな目をこすると、再び霞の方を見る。
「まっ、いいわあんたのおかげでちょっと目は覚めたし……えりかを部屋まで連れていけるわ」

[メイン] 藍素霞 : 「それでは私はこの辺で散歩に行かせていただくのでぇ、二人ともこれからも仲良く〜」

「いい光景見せてもらったんで〜」

[メイン] 明智小衣 : 「い、いい光景ぃ~~~!? あ、あいつ……あいつもイザナたちと同じ……!」

[メイン] 明智小衣 : ぎりぎり歯ぎしりしつつも、ふっと気を取り直して、うとうととしながら。
「じゃっ……行くわよ、えりか…………」

[メイン] 八重垣えりか : 「ああ、さっきまで面倒見てやった借りを利子付けて返してもらおうか?」

[メイン] 明智小衣 : 「はぁっ!? 何それ、認知してない借りは、無いも同然よーだ!」
そう言いながら、わたしはえりかの車椅子を、ゆっくりと押し続ける。
「………………その利子ってもう一生分ついてるわけ?」

[メイン] 八重垣えりか : 「そうだな、トイチってことにしておくか。頑張って返済…できるといいな?」
そう言ってにやりと笑う

[メイン] 明智小衣 : 「…………そんなの、返済できるわけないでしょうが……あの世まで続きそうね」
「でも5年先までは、待ってなさいよね! …………だから今日のところは」

[メイン] 明智小衣 : 旅館の従業員も、ほかのだれも見ていない死角を見つけると
そこで一旦、車椅子を押すのをやめて、えりかの前に出る。

[メイン] 明智小衣 : そして、そのまま私の年相応の小さな身体だけど……えりかに覆いかぶさるように。

[メイン] 八重垣えりか : 「……ん」
今度はそれを、瞳を閉じて自然に受け入れる

[メイン] 明智小衣 : 唇を、重ねる。
その瞬間に、こもっていた熱を互いに感じあい。
そして絶え間ない、柔らかな唇の感触を確かめ合う。

[メイン] 明智小衣 : 湯船の、星空に照らされながらのキスとは、また違った。

[メイン] 明智小衣 : 永遠にその時間が続くかのような、深い、深い
途切れることのない、接吻……。

[メイン] 明智小衣 : なぜか、わたしは涙まで不意に頬を伝う。

[メイン] 明智小衣 : 5年。長いなあ。そんなことを思ったのだろうか?
フフ、そんなわけないじゃない! 幸せすぎて……に決まってるじゃないの

[メイン] 明智小衣 : …………

[メイン] 明智小衣 : 「ぷはっ……ふっ、フフフッ……」

[メイン] 八重垣えりか : 「んんっ……また貸しが増えたな?」

[メイン] 明智小衣 : 「……貸しじゃないわよ……あげてやったわ」

[メイン] 明智小衣 : 「……これから一生の誓い、五年先のその先の」

[メイン] 明智小衣 : 「ずーーーーっと先の……分まで……あげてやったのよ」

[メイン] 明智小衣 : 遠まわしに、何等かの些細なトラブルで別れることさえも一切考慮しない。

[メイン] 明智小衣 : 一生をあんたに捧げるという。宣言。

[メイン] 明智小衣 : 「…………わかった?」

[メイン] 八重垣えりか : 「……馬鹿。察しは悪い癖にこういうときだけ」
むにゃむにゃと文句を言う

[メイン] 明智小衣 : 「な、なによ? わかった! 月が綺麗の意味とかみっちり教えてもらうわ! だから今日はあんたの部屋でゴロゴロしてやるんだから!」

[メイン] 明智小衣 : わたしはまた、強引に車椅子を押し始める。

[メイン] 明智小衣 : 「おらおらおらおら~~~~!! 行くわよぉ!」

[メイン] 八重垣えりか : 「だあああああ~照れ隠しの仕方一つにしてもおおざっぱすぎるんだよお前はああああ」

[メイン] 明智小衣 : ……フフッ

[メイン] 明智小衣 : うんとたくさんの時の中で

[メイン] 明智小衣 : 出会いますようにたくさんの正解に

[メイン] 明智小衣 : 偶然、でもでも嬉しいわ

[メイン] 明智小衣 :  

[メイン] 明智小衣 :  

[メイン] イザナ  :